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加湿器チームとインディ・ジョーンズ

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俺は加湿器のスウィフト・ベンセン。今、大きなプロジェクトに関わっている。
身なりが整ったイギリス紳士らしき男から砂漠を潤してほしいという依頼があったのだ。なんでも、この砂漠地帯には、巨大な地下迷宮が眠っているというので、その調査のために協力してくれないかとのことだった。
その話を聞いた時、ピンと来たね。これはきっと俺が活躍するチャンスだと思った。

 
「なるほど……それで、俺たちの出番ってわけかい」
そう言ったのは、我らがリーダー、ジョン・ドウである。そう、つまり俺たちはチームで動いている。ジョン・ドウがリーダーで、俺がその参謀役といったところだろうか。
「そういうことだ。君たちならきっとうまくやってくれるだろうと思ってな」
「いいともさ! 任せてくれよ!」
ジョン・ドウはやる気満々だった。こいつはいつもそうだ。何かというとすぐ調子に乗る。だが今回は難しい依頼だ。なんてったて砂漠を潤すのだから、俺は言った。
「しかし、一体どうやって砂漠を潤せば良いんだ? 水でも撒くのか?」

 
するとそのイギリス紳士の男はこう答えた。

「いや、水ではだめなんだ。水だとすぐに蒸発してしまうし、それに……」
「それに?」
「どうも最近、地下水脈が枯れているらしいんだ」
「なるほど。じゃあどちらにせよ、水以外のものを探さないといけないな」と俺は言った。しかし、俺たちは加湿器。水道水以外のものは受け付けない。
そこで男がこう続けた。
「そこで、君たちには、ある植物を探してもらいたい」
「植物だって?」
「ああ、砂漠のど真ん中に生えているという植物だ。それがおそらく今回の鍵になると思う」
その植物でどうやって砂漠を潤すんだ?という疑問が浮かんだが、今は聞かないことにした。
そして、俺たちはその植物を探すことになったのだが……。
「おい、見ろよ。あれじゃないか?」
ジョン・ドウが指差した先には、確かにそれっぽいものがあった。サボテンみたいな形をした植物で、地面に突き刺さるようにして生えていた。
「これがその植物なのか? なんか想像していたものと違うぞ」
俺がそう言うと、男は難しい顔をしながら言った。

 
「うーん、どうだろう。確かにこれに似ている気もするけど……もっと大きいはずなんだよね」
「もっと大きくねえか?」
ジョン・ドウは首を傾げた。確かに言われてみると、このサボテンは大きく見える。まあ植物なんてどれも似たようなものだと思っていたが、どうもこの砂漠地帯のものは特別らしい。
「とにかく、まずはこの植物を調べよう」
そう言って男は、その植物に手をかけた。そして力を込めて引っ張ると、なんとその植物は抜けてしまった。
「おわっ!?」
驚く俺を無視して、男は話を続けた。
「これは驚いたな……まさかこんな簡単に抜けるとは思わなかったよ。やはり、ただのサボテンではないようだね」

そして、男は砂の中から出てきたものを手に取った。
俺は言った「これでどうやって砂漠を潤すんだ?」
すると男はニヤリと笑いながら言った。
「それはこれからのお楽しみだよ」
それから俺たちは、その植物を持って帰ることになった。ちなみに、どうやって持ち帰るかというと、例によってジョン・ドウが背負っていた。もちろん、荷物持ちとしてだ。
「じゃあ明日の朝、この植物で砂漠を潤すぞ。」

そして一夜明け、いよいよ砂漠を潤す作業が始まった。
「よし、みんな準備はいいかい?」
俺は言った「いつでもOKだぜ!」
すると、男は笑顔で言った。
「では始めよう! 砂漠を潤すために!」
そして俺たちは、その植物を砂漠へと差し込んだ。すると、不思議なことが起きたのだ。
「なんだよ……これ……」
ジョン・ドウが呟いた。それも当然だ。なぜなら俺たちは今、大量の水を撒いているのだから。しかも、俺たちから出ている水が、まるで雨のように砂漠に降り注いでいる。
「一体何が起きてるんだ?」
俺は言った。しかし男は黙って微笑んでいるだけだった。しばらくすると、水の勢いは徐々に弱まり、やがて完全に止まった。

 
「終わったのか……?」
ジョン・ドウが言った。すると男はこう答えた。
「いや、まだ終わってはいないよ。」
「どういうことだ?」
「見てごらん」
そう言われて、俺とジョン・ドウは下を見た。そこには驚くべき光景が広がっていた。
「なんじゃこりゃ!!」
ジョン・ドウが大きな声を上げた。それもそうだ。砂漠に水が流れ込んで、大きな湖になっていたのだから。
「これがオアシスってやつなのか?」と俺が聞くと、男はこう答えた。
「いや、これはあくまで一時的なものだ。いずれまた干上がってしまうだろう。しかし今はそれで十分さ」
「なるほどな」
そう、つまりこのサボテンは地下水の栓を開けるための鍵だったのだ。

「ところで、君は一体誰なんだ? どうして俺たちを助けてくれたんだ?」とジョン・ドウが聞いた。すると男はこう答えた。
「私はバンドワゴン財団の者です。今回、君たちに依頼したのは、砂漠を潤してほしいという依頼でしたが、実はそれだけではなかったのです」
「というと?」
「実は、ある重要な任務がありましてね。それが、この砂漠地帯にある遺跡の調査なんです」
「なるほどね」
「この砂漠地帯には、古代の文明の痕跡が残っている可能性があると言われています。もしかすると、何か手がかりが見つかるかもしれない。そこで君たちに依頼したというわけです」
「なるほどね。そういうことだったのか」
「ええ。ではそろそろ時間なので、私たちは行かなくてはなりません。」
「もう行くのかよ。もう少しゆっくりしていけよ」とジョン・ドウが言うと、男はこう言った。
「いえ、そういうわけにもいかないんですよ。私も忙しい身なので」
「そうなのか……」
「では、またどこかでお会いしましょう」
そう言い残して、男は去っていった。

 
そして俺たちは、再び冒険の旅に出たのである。

・・・・・

編集後記:

ロボロームがつくりました。
いきなり永ちゃんぽい話し方をしたのと、男が改まって「私はバンドワゴン財団の者です」という言い方をしたところが面白かったのと、ちょっとごちゃっとなっていますが、植物が地下水の開閉口の鍵になっているかのような描写はなかなかいい薄さのアイデアでした。遺跡の話も含め、たぶん昨日、ロボロームはインディー・ジョーンズを観たのかもしれません。

そういえば、インディ・ジョーンズの最新作が出ますね!

きっと、加湿器は登場しないと思います。

 
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